S&Sセミナー塾長によるコロナ対応の仕組み提案 2020 3月15日

 

この間の小論文授業で、「高度情報化社会では情報を単に知っているかどうかではなく、情報を分析し、再構成して自分なりの一定の結論を出す情報駆使能力が重要になってきている」ことを伝えてきました。現在コロナ問題では、情報が錯綜し、何がどうなっているか情報共有が進まないことが不安の大きな原因になっています。そこで情報駆使能力分野でこれまでの情報の整理と再構成の視点からコロナ対策の提言をまとめてみました。

 

コロナ対策の構図提案

□前提 大量の感染者 数千~規模の可能性

*ここまで広がる可能性は非常に高いといわれる。

□目的 コロナ早期制圧

→感染者を抑制するには感染者を早く発見、隔離し、まん延を最小にすること。

→感染者の早期発見には疑わしい人をどんどん検査する必要がある。しかし現実は6000の検査能力がありながら検査数は2000以下(2月段階)という不思議な現象がある。増えないのは現場の怠慢ではなく現場の「合理的配慮」があるといわれる。この検査数が増えないというめづまり体制を解消し、持続可能なコロナ医療体制を構築することを目的とする。。

□現状の問題点

・陽性判定が出れば軽症者でも現在の規則では隔離入院させなければなければならない

→大量の陽性判定が出て多くの軽症者を含む感染者で病床が埋め尽くされ、重症者が入院できない事態になる可能性が高い

→医療現場が崩壊する

・現場では、「近い将来発生するであろう多くの重症者のベッドを確保することを優先するために、検査数自体をしぼる(少なくする)などの対応をやらざるを得ない状況といわれる。「検査で軽症の陽性判定感染者を顕在化させないために検査数自体を絞る」という、ある種本末転倒状況がある。

□解決体制(大阪方式はよい例)

①検査体制

A発熱外来専門受け入れ施設創設

(機能)コロナ候補判定最前線 新型コロナウイルスの検査を行うかどうかの判断を行う。

→新型コロナ候補の検体をコロナ検査に送付し(専門機関に回さなければ現状では現場で検査はできない)→感染候補は隔離(②参照)。

*簡易型検査ができるようになればここで検査

(施設)

(a)既存病院(コロナ感染者候補と一般患者の動線を分けられる病院・・少ない)

(b)簡易プレハブなど新規施設創設(現実的)

(人員・装備) コロナ患者仕様 防護服の一人ずつの取り換えなど時間がかかるので、一定規模の人員が必要

②コロナ患者隔離分類(さらに細分化してもよい)

A重症者 指定専門病院入院

B軽症者 地域一般病院 重症化すればAへ

C無症者 貸し切りホテルや公共施設(家族への感染防ぐ)

*自宅待機は最後の選択。家族内感染は基本的に防げない。

③効果 現場で検査数を安心して(重症者のベッド確保)増やせて、感染者の早期発見、隔離が可能となる。その結果まん延の規模を抑え、早期制圧につながる。

S&Sセミナー塾長 小田清